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【エンタメよもやま話】人民を分類・監視し、自国の監視システムを他国に輸出する中国

中国建国70年の記念式典で、人民解放軍を閲兵する習近平国家主席=10月1日、北京(共同)
中国建国70年の記念式典で、人民解放軍を閲兵する習近平国家主席=10月1日、北京(共同)
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 さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、当局による「監視社会」がどんどん進む中国に関するお話です。

 産経ニュース2017年11月30日付の本コラム「中国14億人『完全管理』ディストピア実現へ 街なかAI監視カメラ+顔認証+ネット履歴+犯罪歴…

https://www.sankei.com/west/news/171130/wst1711300002-n1.html

などで何度も説明していますが、中国では2014年6月から、全人民約13億8600万人の社会・経済的な信用度を評価する「ソーシャル・クレジット・システム(社会的信用システム)」の構築を開始。2020年をメドに、AI(人工知能)を使って人民の一挙手一投足を監視し、人民をランク分けする野望を着々と進めていますが、その強力な監視体制は、われわれの想像をはるかに超えているようです…。

    ◇   ◇

■外国人から信者まで「電車切符の購入でも」監視…公安部データベース

 10月21日付の米外交政策専門誌フォーリン・ポリシー(電子版)などが報じているのですが、中国当局は、麻薬中毒者から、特定の宗教の信者まで、当局に刃向かったり、不都合な存在となりうる「要注意人物」を警察のデータベースと突き合わせて特定できる仕組みを構築しているというのです。

 フォーリン・ポリシーの記事では、冒頭、こんな恐ろしい事例が紹介されています。

 「2017年のある夏の夜、中国の地元警察は、私立の小さな語学学校で、中国人ではない学生全員のビザをチェックするという驚きの立ち入り検査を実施した。そこには博士号を取得した外国人の男子学生がいた。彼はパスポートをホテルに預けていたが、警官は『心配はいらない』と言った。そして『あなたの名前は何ですか?』と尋ね、片手に収まる大きさの小さな機械を取り出し、学生の名前を入力した。警官は言った。『これはあなたですか?』。機械の画面には、その研究者の名前やパスポート番号、ホテルの住所が表示された」

 当局が外国人の個人情報をここまで完全に把握しているのです。それも2年前の夏の段階で…。寒気がしますね。

 こうした事例は、現地のイスラム教徒を敵視し、彼らの動きをハイテク監視システムで徹底的にマークしている新疆ウイグル自治区(北部、山西省の南西部)ではもはや、普通になっているのですが、先にご紹介した事例は中国とミャンマーの国境に近い南西部の雲南省での出来事だといいます。

(次ページ)中国の人民監視システム、韓国など73カ国を“支配”…そして

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