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砂丘でテニス! 鳥取が仕掛ける新機軸

昨年6月に鳥取市で行われた鳥取オープンビーチテニス大会(すなばスポーツ提供)
昨年6月に鳥取市で行われた鳥取オープンビーチテニス大会(すなばスポーツ提供)
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 「スタバ(スターバックス)はないが日本一のスナバ(砂場)はある」という平井伸治・鳥取県知事のダジャレをヒントに、鳥取市の鳥取砂丘などで近年、ビーチスポーツが盛んに行われている。ビーチサッカーにビーチテニス、ビーチハンドボールまで。関係者は「鳥取をビーチスポーツの聖地にしたい」と意気込む。

ケガしにくい

 10月20日の鳥取砂丘。小学生ら約20人がボールを手に、パスやシュートをしていた。室内で行われることが多いハンドボールの体験会だ。通常と違いドリブルはなく、コートは小さめ、選手数も少ない。主催したのは鳥取市内で唯一ハンドボール部のある青翔開智中学・高校ハンドボール部とクラブチーム「鳥取ハンドボールクラブ」。競技の普及などを目的に昨年から鳥取砂丘で体験会を開いている。

 同部顧問の三川沙紀教諭は「鳥取県から全国にハンドボールを発信しようと考えたときに思い浮かんだのが鳥取砂丘だった」と説明する。とはいえ、砂丘でのスポーツは砂に足をとられて動きにくい。それなのになぜ、「スナバ」でスポーツなのか。

 三川教諭によると、選手が倒れてもけがをしにくかったり、体力がついたりするメリットがあるという。また、同部の中嶋和巳副主将(16)は「砂でやりづらさがあったが、それが面白さにつながっている」と話す。

鳥取砂丘でハンドボールに親しむ体験会の参加者=10月、鳥取市の鳥取砂丘
鳥取砂丘でハンドボールに親しむ体験会の参加者=10月、鳥取市の鳥取砂丘
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サッカー、バレー、ヨガも

 県が昨年11月、県外在住者を対象に実施したイメージ調査では、鳥取県で連想するものは「砂丘」が8年連続で1位。全体の78・2%を占め、2位以下を圧倒した。

 「鳥取県は『駅前にラクダが歩いている』といわれるほど砂丘のイメージが強い。それを利用できないか考えた」と話すのは、ビーチスポーツの普及などに取り組む一般社団法人「すなばスポーツ」(鳥取市)代表理事の岸本雄司さん(39)。

 すなばスポーツは平成27年4月に設立。きっかけは運送会社に勤務していた岸本さんが、衰退していく中心市街地に危機感を抱いたことだった。その頃に注目されていたのが、平井知事のダジャレをヒントに誕生した「すなば珈琲」と砂像の展示が人気の「砂の美術館」。「砂場を活用した活動が地元の盛り上がりにつながるのではないか」と思いついた。

(次ページ)知事ダジャレ契機だが参加どっと「海と大空、砂場の…」

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