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「美しく欺く」科学 着やせ、デカ目 錯視効果を数値化

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 例えば、タックインで着やせしたり脚長に見えたりするのは、脳が見えているウエスト部分の情報をもとに見えない部分を推測することによる錯視が影響している。

 「私たちが見ている世界は、実は脳が作り上げた一種の仮想現実」と森川氏。

 錯視は部屋を広く見せる家具の配置など、日常生活で応用されているが、着やせ効果はスタイリストやメーカーの印象論などで語られることが多かった。森川氏は錯視の観点から科学的に裏付けることに着目。世界で初めて、服装による見た目の変化を測定することに成功した。

 実験では、日本人女性の平均体形の立体画像をコンピューターグラフィックス(CG)で作り、スリーサイズを2センチ刻みで増減させた体形の「ものさし」を作製。これらと平均体形にさまざまなパターンで白と黒のシャツとスカートを着せた画像とを組み合わせ、見え方を調べ、錯視効果を解析した。

 結果は、9月中旬の日本心理学会で発表された。森川氏は「これからはファッション業界も客観的なデータに基づいた着こなしが提案できるようになる」と期待する。

■「美の定説 覆すことあるかも」

 「錯視研究が何の役に立つのかと思っていたが、美容分野に進んでいくなんて夢にも思わなかった」

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