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【政界徒然草】「反論できぬ方々」を想う 「不自由展」を鑑賞

 壁には元慰安婦たちの写真が掲げられたほか、「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」という俳句も紹介されていた。これでは安倍政権、慰安婦、憲法について見解を異にする人々とともに「表現の自由」の大切さを考える機会にはなり得ず、社会のさらなる分断を招くだけではないかと思った。もちろん、それが狙いである可能性は否定できない。

 帰京後に自民党の衆院議員と意見交換した際、私は「不自由展に反発する人々が対抗手段として特定の思想に染まった芸術祭を開くのではないか。感情的な対立が激化するだろう」と伝えた。10月30日付の朝日新聞朝刊は、不自由展に批判的な政治団体が愛知県内の施設で展示会を開催したと報じており、予感は的中しつつある。

 来年は広島県でトリエンナーレが開かれる予定で、先の議員は「愛知よりも強烈な作品が展示される可能性がある」と懸念を示した。「表現の自由」の陰で、コントロール不能の“怒り”が日本を覆い始めている。

(政治部 内籐慎二)

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