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気が変わった、お金ない…「代引き」で受け取り拒否のトラブル相次ぐ サービス中止の企業も

 商品の配達時に代金と引き換える「代引き」サービスをめぐるトラブルが目立っている。注文した利用者が、商品が届いたのに「気が変わった」と受け取りを拒否する悪質なケースもあり、店側の経営を圧迫している。自宅で簡単に買い物できるインターネットショッピングの利用世帯は4割に迫る勢いだが、モラル低下もあり、サービス中止に踏み切る企業も出てきた。(大渡美咲)

「気が変わった」

 雑誌で何度も取り上げられるなど話題のチーズタルト専門店「リトルローザンヌ」(岡山県)も、代引きに頭を痛めている店の一つだ。《気が変わった》《お金がない》《忘れていた》。さまざまな理由を並べ立て、受け取りを拒否する注文者たち。その数は月40件ほどに達することもあるという。

 タルトは賞味期限が短く、返品されたものは廃棄せざるを得なくなる。さらに本来かかるはずのない返却時の送料も負担しなくてはならず、渡辺昭太専務は「(代引き拒否による)損害は小さくない」と語る。

 ただ、代引きはクレジットカードを持たない人やコンビニエンスストアで決済しようにも近くにコンビニがない地域に住む人も利用できるため、人気が高い。渡辺専務は「店側は弱い立場。止めようにもやめられない」と訴える。

「やめたらストレス減った」

 公正取引委員会で勤務経験がある、あさひ法律事務所の山本陽介弁護士によると、代引きを拒否した場合、法律上は注文した側に商品返品に際して発生した余分な送料を負担する義務が生じる。ただ回収には手間とコストがかかり、「泣き寝入りせざるを得ないのが実情」という。

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