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ナニワに「リトルベトナム」1900人 昨年末から300人増

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 また、八尾ベトナム人会では旧正月にベトナムの獅子舞「ムーラン」を毎年実施。旧暦で8月の中秋節は、府内のベトナム人の子供らが集まり伝統の踊りを楽しむ。こうした本国さながらの雰囲気を感じられる行事が多い点も「安心感につながっているのでは」(朴さん)という。

 今年4月には、外国人労働者の受け入れ拡大を目指す改正出入国管理法が施行され、新在留資格「特定技能」の運用などがスタート。今後はより多くのベトナム人が転入することも予想される。市の担当者は「外国人が地元に溶け込みやすい環境づくりと、違いを認め合う多文化共生の推進に一層努めたい」と話している。

異国情緒、町に溶け込む

 関西には、大阪府八尾市のような特定の国籍を持つ外国人が集中する「外国人タウン」が少なくない。

 「チャイナタウン」で有名な場所は神戸市中央区の中華街「南京町」だ。1868年の神戸開港時に誕生した。当時の清国は日本と条約を結んでおらず、外国人居留地に住めない中国人が居を構えたのが始まりだ。戦後に再整備され、今ではギョーザや牛肉麺など本場の料理が楽しめる店が軒を連ねる一大観光地に発展した。

 韓国系では、JR鶴橋駅周辺にある大阪市生野区の「大阪生野コリアタウン」がよく知られる。韓国・朝鮮風の焼き肉店や食材販売店など約120店舗が所狭しと並び、あちこちで韓国語が飛び交う。生野区の韓国・朝鮮籍の割合は全区民の2割弱と、他市に比べても飛び抜けている。

 また、ベトナム人が多いエリアとしては、八尾市以外では兵庫県姫路市が有名だ。同市仁豊野に1979年、ベトナム人らのインドシナ難民に日本語などを教える「定住促進センター」が日本で初めて作られた。市内のベトナム人は全外国人数の約3割を占め、八尾市の2割強よりも多い。

 一方、インド人が多いのは神戸市。繁華街の三宮や元町周辺にはヒンズー教などの寺院やインド料理店が点在し、インド人街を形成する。また、大阪市西淀川区の阪神千船駅周辺では、最近になってパキスタン人が急増。「大阪マスジド」というモスクがあり、各地の同国人が礼拝に訪れる。パキスタン料理店なども多く、「ニシヨドスタン」などと呼ぶ人もいるほどだ。

【プロフィル】桑村朋(くわむら・とも) 平成22年入社。京都総局や姫路支局、神戸総局を経て、現在は大阪社会部の遊軍記者として、軟派から硬派までさまざまな分野を幅広く取材する。今年8月に1年間の中国留学を終えて帰国し、中国関係のテーマにも興味がある。趣味はテニスと飲み歩き。

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