PR

産経WEST 産経WEST

元看護助手の無罪確定へ 滋賀・湖東記念病院男性死亡、検察側が有罪立証断念

会見する西山美香さん(左)と井戸謙一弁護団長=9月5日、大津市
会見する西山美香さん(左)と井戸謙一弁護団長=9月5日、大津市

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で平成15年、人工呼吸器を外して男性患者=当時(72)=を殺害したとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手、西山美香さん(39)の裁判をやり直す再審公判で、検察側が有罪立証を断念する意向であることが22日、関係者への取材で分かった。検察側が有罪立証をしない方針を弁護側に書面で伝えたといい、今後の再審判決で西山さんの無罪が確定する見通し。

 再審に向けた弁護団と検察、裁判所による三者協議は大津地裁で4月に開始。検察側は西山さんの有罪を立証するため、再審開始の決め手となった死因や自白の信用性について争い、解剖医の証人尋問など新たな証拠を提出する方針を立てていたが、9月の協議で一転、新たな証拠を提出しない考えを示していた。

 検察側は10月中に具体的な立証方針を地裁や弁護側に伝える予定だったが、関係者によると、弁護側は21日までに、検察側が有罪立証を断念する意向を示す書面を受け取ったという。

 滋賀県警は16年7月、病室を巡回中に人工呼吸器を外して男性を殺害したと自白した西山さんを、殺人容疑で逮捕。同罪で起訴された西山さんは公判で否認に転じたが、19年に懲役12年が確定し、服役した。

 裁判のやり直しを求める再審請求審で29年、大阪高裁は弁護側が新たに提出した医師の意見書などを踏まえ、「男性患者が自然死した可能性がある」として再審開始を決定。今年3月に最高裁で確定した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ