PR

産経WEST 産経WEST

【湖国の鉄道さんぽ】「渡り線」設置で折り返し実現 そのメリットは? 

和邇駅の堅田側に設けられた渡り線。列車は下り線から右側の上り線に入る
和邇駅の堅田側に設けられた渡り線。列車は下り線から右側の上り線に入る
その他の写真を見る(1/3枚)

 1本の短い線路ができることで、その路線の利便性を飛躍的に向上させることがある。今春、JR湖西線の和邇(わに)駅南側に新たに敷かれた線路もそれだ。下り線から上り線に移れるようにした「渡り線」だが、京都方面からやってきた列車が和邇駅で折り返すことを可能にした。比良山系から琵琶湖へ強く吹く「比良おろし」の影響を受けやすい湖西線の運転見合わせ区間の縮小に役立っている。

 8月14日、JR西日本は台風10号の接近を受け、15日の各線の運転計画を発表した。その中で湖西線は和邇-近江塩津間が終日運転見合わせで、運行は京都-和邇間となった。

 これまで、和邇駅以北が強風などで運転できない場合、京都からの列車は堅田駅止まり。堅田駅以北で、京都方面へ列車が折り返せる駅が近江舞子駅までなかったからだ。今回、渡り線による折り返し設備が新設されたことで、非常時の運行区間を堅田駅より2駅北の和邇駅まで確保。実際に15日、和邇駅折り返しは15本(堅田駅折り返しは28本)という実績を残した。

 湖西線の下り列車に乗り込み、運転席かぶりつきで渡り線を確認した。堅田駅を過ぎ、次の小野駅を出てしばらく走ると、進行方向右側の上り線にポイント切り替えでつながる線路が現れた。和邇駅で折り返す場合は、ここで上り線に入り、上下線を逆走する形で和邇駅の2番線に到着。反対の京都行きとなり、列車は今来た上り線を走行していくという仕組みだ。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ