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「しつこい」関西気風、研究支えに ノーベル賞の吉野氏一問一答

 --日本初のノーベル化学賞を受賞した京都大名誉教授の故福井謙一さんの孫弟子。京大時代にはどんなことを学んだ

 大学では最初の2年間は教養課程では専門的な勉強は一切なく、できるだけ違うことを一生懸命身につけなさいと、全く関係のないことをいろいろやらせてもらった。3年生から専門課程に入ったが、福井先生は「基礎を大事にしなさい」とうるさくおっしゃっていた。

 当時、福井先生のなさっていた量子化学は最先端中の最先端。だが、「最先端のことをやるなら、それを支えている基礎中の基礎、特に古典的なものをまず理解した上で、最新のものをやらんとものにならん」と。その気風は自分自身に今も生きており、リチウム電池の発明にもつながっている。

 --京大では考古学研究会に入った

 どうせ専門で最先端をやるなら、逆に一番古いことをやりたいと思った。考古学の発掘調査には手法がある。素人は全体像が分からないままむちゃに掘って、結果的に全部遺跡を壊してしまう。だから、まずは色んな溝を掘る。中に何もないことを確認していくと、何となく全体像が見えてくる。そこからがスタート。その手法はまさに研究開発と一緒だ。

 よく研究開発はいいとこばかり追いかけるが、ネガティブなデータはものすごく大事。発掘調査と同じで、「ここに何もない」ということを確認するというのは、ある意味重要なデータになる。

 --次世代のリチウムイオン電池の開発がオールジャパンで進んでいる。現状のリチウムイオン電池の改良すべき点は

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