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【エンタメよもやま話】現実になる宇宙観光旅行 2030年に年1500人 12泊10億円

 そして今回、さらに具体的な計画が明らかになったのです。ヴァージンが米証券取引委員会(SEC)に提出した文書によると、宇宙旅行は1度に6人が数分間の無重力体験を楽しめるといい、高度100キロメートルに到達すれば、宇宙船の窓から地球の曲線が飛び込んでくるという夢のような経験ができるといいます。

 まず、2020年に「スペースシップ2」を2機使い、年間16便(乗客66人)からスタート。21年には3機で15便(乗客646人)、22年には4機で170便(乗客965人)、23年には5機で270便(1565人)に増やしたいとしています。

 ちなみに「スペースX」ではすでに、早ければ2020年に、開発中の商用有人宇宙船「スターシップ」に人を乗せて飛ばし、2024年にはこの宇宙船で月旅行のサービスを始める考えを明言。「ブルー・オリジン」も自社の商用有人宇宙船「ニュー・シェパード」について、年内に初の有人飛行を計画していると明かしています。

 そんなわけで、宇宙旅行をめぐる3社の戦いは日々、激しさを増しているのですが「料金も高すぎるし、ワシらに関係ない世界やで~」などと言うなかれ。宇宙旅行の市場はこれから、われわれの想像以上に拡大するというのです。

 スイスの金融大手、UBSが3月17日に発表したリポートによると、2030年には、冒頭にご紹介した宇宙空間を移動する極超音速機を利用した旅行が約200億ドル(約2兆1600億円)、そして、ヴァージンなど3社が実用化の早期実現に向け、しのぎを削る商用有人宇宙船による「宇宙観光旅行」がこれから毎年、2ケタ成長を続け、30億ドル(約3200億円)の市場を形成。これらを含む宇宙産業全体の市場は、2030年には現在の約4000億ドル(約43兆円)から、その約2倍の8050億ドル(約87兆円)に急成長するとみられています。

 3月18日付の米経済ニュース専門放送局CNBCや、同月20日付の英紙デーリー・メール(いずれも電子版)などがリポートの内容を報じているのですが、ジャロッド・キャッスルとマイルス・ウォルトンというUBSの2人のアナリストはこのリポートについて「宇宙を楽しむ長距離旅行の可能性について、SFの世界の話と考える人がいるかも知れないが、われわれはそれを大きな市場だと考えている」と明言。

(次ページ)すでに「宇宙ホテル」が…

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