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【竹島を考える】核心突いた?丸山発言「遺憾砲で竹島は返るか」 下條正男・拓殖大教授

 さらに広報戦をするには、客観的な歴史事実を駆使して、応戦する態勢を整えておくことである。

 近年、日本の国会議員の先生方の中には、ご自身のパフォーマンスで外交の懸案を解決しようとする傾向がある。だが「慰安婦問題」がそうであったように、慰安婦像が設置された米国の現地に、日本の国会議員たちが飛んでみせるパフォーマンスは、問題を複雑にするだけである。

 慰安婦像の設置は、現地の韓国系米国人らによって周到に準備されているからだ。そこに日本の国会議員が抗議などに赴けば、飛んで火に入る夏の虫である。現地で抗議活動をすれば、慰安婦像を設置した自治体の反感を買うだけである。

 今日、日韓が争う「歴史戦」は、1952年から始まる竹島問題にその淵源(えんげん)がある。その竹島問題で醸成された韓国側の歴史認識が「歴史教科書問題」や「慰安婦問題」「日本海呼称問題」「徴用工問題」などにつながって今日に至っている。

 慰安婦問題も1990年に自民党の金丸信元副総理と社会党の田辺誠副委員長らが訪朝した際に、北朝鮮側に「戦後補償」を提案したことが契機となっている。

戦う態勢ないまま「歴史戦」に臨む日本

 韓国側による慰安婦問題に対する論理は、日韓の国交正常化交渉の際には問題になっていなかった。北朝鮮に「戦後補償」をするなら、慰安婦問題もその対象とすべきだとする中から派生したものである。慰安婦像が建てられたからといって、これに抗議して解決する類の問題ではない。

 日韓の「歴史問題」は、不法占拠する竹島を死守するため、韓国側で醸成された「歴史認識」に起因しているからだ。従って、韓国側の「歴史認識」の自己増殖を阻止するには、病原である竹島問題の解決以外に方法がないのである。

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