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【動画】仁王像の中にハチの巣 駆除も解体もできない事情

ハチに悩まされている阿形像=奈良県葛城市の当麻寺
ハチに悩まされている阿形像=奈良県葛城市の当麻寺
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薬剤散布も効果薄く

 当麻寺の仁王像は平成10年、「木造金剛力士立像」として葛城市文化財に指定された。複数の木材を用いた寄木造で作られ、口と目尻、耳の部分に隙間がある。

 ハチが顔の中に巣を作ったのは、風雨をしのぐのに適しているほか、古材であることも要因とみられる。ハチの生態に詳しい同県の橿原市昆虫館の中谷康弘学芸員は「ハチは新しい木のにおいを嫌がるので、古くて乾燥した木の洞(うろ)に巣を作りやすい。中でもミツバチは幼虫やサナギを狙うオオスズメバチやキイロスズメバチに襲撃されないよう、小さい巣穴を好む」と説明する。

 寺は養蜂業者に駆除を依頼したり、薬剤を散布して追い払ったりしたこともあるが、一時的な効果に過ぎなかったという。特に薬剤の散布は木材を傷めてしまう恐れがあり、軽々にはできない。

さまざまな提案も

 ハチの活動は春先のピーク時よりは幾分落ち着いているものの、寺は奈良県、葛城市と協力して対策を検討している。仁王像を解体して巣を取り出す案もあるが、これも簡単にはいかない。

https://www.youtube.com/watch?v=YjCea0EW_Ho

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 葛城市歴史博物館の吉岡昌信さん(62)は「解体するとなれば、国宝や重要文化財を修理するのと同等の費用がかかる」と指摘。さらに、いったん解体した像を元通り修復するには熟練の技術が必要な上、巣を排除する際に仏像が破損するリスクもある。

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