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「菓子の下に金貨か小判」20年以上前に 元関電原子力部門役員が証言

福井県高浜町の元助役森山栄治氏(同町提供)
福井県高浜町の元助役森山栄治氏(同町提供)

 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた問題で、原子力部門を担当していた元役員の一人が産経新聞の取材に応じ、20年以上前に金品を受け取っていたと明らかにした。関電の社内調査では平成18~30年に役員ら20人が計約3億2000万円の金品を受領したことが分かっているが、森山氏からの金品受領は1990年代にさかのぼることになる。

 元役員は原発部門の要職を務めた男性。男性によると、福井県内で勤務していた90年代、森山氏から就任祝いとして紙袋に入った菓子を渡された。受け取りを断ったが、「わしの気持ちを何だと思っている」と激高され、いったんは受け取った。菓子の下に金品があり、「10万円以上する金貨か小判のようなものが入っていた」という。

 男性は森山氏について、「前任者から対応が難しいと聞いていた。(金品受領は)誰にも相談できず、個別の問題として対応せざるを得なかった」と説明。便宜供与は求められず、金品を受け取ったのはこの一度で、数カ月後に返却したという。ほかの幹部が金品を受領したかは「把握していないが、あってもおかしくない」と話した。

 関電が昨秋にまとめた報告書には、原子力部門などに所属し、森山氏と接点があった幹部を中心に聞き取り調査をした結果を盛り込んだ。近く設置する第三者委員会では、調査期間をさかのぼり、子会社や原発以外の部門も対象にする方針。

 男性は「関電から協力を求められれば応じたい」と話している。

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