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吉川友梨さん不明事件 捜査尽力の元捜査員、事件発生丸16年の日に亡くなる

 29年9月、自宅で倒れて搬送され、胃と食道のがんが判明。腫瘍の摘出手術や抗がん剤治療などを行ったが、友梨さんが行方不明になって16年にあたる今年5月20日に亡くなった。

 葬儀は近親者だけで営まれたが、加津さんを慕う府警の捜査員やOBら約30人が駆けつけ、「とことん仕事に打ち込んでいた」などと恵子さんに声をかけてくれた。

 恵子さんは「まさか、夫の命日が友梨ちゃんの事件発生日と重なるとは。事件に長く関わった夫の無念や熱意を感じた。天国の夫を含めて、事件解決を心から願っています」と話す。

 捜査班の班長だった加津さんの下で働いた現府警捜査1課調査官の井上光浩警視は「実直で、部下思いな方だった。部下と同じ目線に立って意見を聞いてもらえた」と振り返る。

 友梨さんの事件について「必ず助け出す。ご両親のもとに返したい」と常々口にしていた加津さん。井上警視は「その遺志は捜査員に受け継がれている」と話し、こう誓う。「友梨さんの帰りを待ち続けているご両親のために、一日も早く事件を解決し、加津さんにも良い報告をしたい」

■吉川友梨さん行方不明事件

 大阪府熊取町で平成15年5月20日、当時小学校4年だった吉川友梨さんが下校中に行方不明になった。大阪府警は事件を最大の懸案と位置づけ、捜査本部のある泉佐野署に専従捜査班を配置。友梨さんが最後に目撃された現場近くに止まっていた白色トヨタ「クラウン」(昭和62年~平成2年製造)とみられる不審車の割り出しや、過去の捜査資料の読み返しなどを続ける。今年4月末までに捜査員延べ約8万9千人を投入し、昨年1年間で捜査本部に寄せられた情報提供は350件だった。公的懸賞金である捜査特別報奨金(上限300万円)の対象。情報提供は捜査本部(072・464・1234)。

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