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「京都芸術大」改名めぐり造形芸大側争う姿勢

 京都造形芸術大(京都市左京区)が名称を「京都芸術大」に変更することは混乱を招き、不正競争行為にあたるとして、京都市立芸術大(同市西京区)が名称変更の差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論が8日、大阪地裁(杉浦正樹裁判長)で開かれた。

 造形芸大側は「法的に問題はない」として争う姿勢を示し、棄却を求めた。

 訴状などによると、造形芸大を運営する学校法人瓜生山(うりゅうやま)学園は来年4月に校名の改称を予定。これに対し市立芸大側は、「京都芸術大」の名称は、卒業生の活躍や長年の事業活動で国内外に周知された同大を指すものであり、不正競争防止法の著名表示にあたると主張。受験生や市民の混乱を招くと指摘し、「公正な競争を確保するため、名称のフリーライド(ただ乗り)は許されるべきではない」としている。

 大学名の変更方針は、開学30周年記念事業の一環として、今年8月に造形芸大が公表。彫刻や絵画など従来の「造形芸術」の枠にとどまらない芸術・文化教育に取り組んでいるためで、略称は学校法人の名称などから「瓜芸」や「KUA(KYOTO UNIVERSITY OF THE ARTS)」とする。「京芸」や「京都芸大」は使用しないとしており、「市立芸大との混同や混乱は生じない」と強調している。

 ただ市立芸大側は、「在学生や卒業生をはじめ多くの方々に予想以上の混乱が生じる」(赤松玉女理事長)と強く反発。明治時代に日本で初めて開設された公立絵画専門学校を母体とした長い歴史と高いブランド力を自負しており、複数回にわたり中止や再考を申し入れてきたが、造形芸大が応じなかったため、法廷闘争に踏み切った形だ。

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