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【ラファエル前派の軌跡展】馬丁の娘、女神に「ムネーモシューネー」

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ムネーモシューネー(記憶の女神)》、1876-81年、油彩/カンヴァス、126.4×61cm、デラウェア美術館 (C) Delaware Art Museum, Samuel and Mary R. Bancroft Memorial, 1935.
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ムネーモシューネー(記憶の女神)》、1876-81年、油彩/カンヴァス、126.4×61cm、デラウェア美術館 (C) Delaware Art Museum, Samuel and Mary R. Bancroft Memorial, 1935.

 1848年のイギリス。ルネサンス期の画家ラファエロの前の時代に戻って、自然をありのままに描写しよう、という前衛芸術家集団「ラファエル前派同盟」が誕生した。メンバーは英国画壇の改革と中世美術への憧れを抱いた6人の画家と1人の作家たち。

 中心人物のひとりがダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828~82年)。父親がダンテの研究者だったことから、その名が与えられたロセッティは、詩人としても有名である。

 彼の代表作のひとつ、「ムネーモシューネー」はギリシャ神話のなかの「記憶の女神」で、ゼウスとの間に9人の文芸の女神を生んだとされている。

 この絵はロセッティが、弟子のウィリアム・モリスの妻ジェインをモデルに描いた。彼女は貧しい馬丁の娘だったが、街でロセッティとモリスに見いだされて絵画モデルになり、彼らの「女神」となった人物だ。

     ◇

 「ラファエル前派の軌跡展」(12月15日まで、大阪・あべのハルカス美術館 https://www.aham.jp )の主要作品を紹介する。

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