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脱・液晶シャープ、8K搭載「ダイナブック」来春発売

 例えば美術館向けには、スマートフォンのように指で画面を拡大したり縮小したりすることで絵画の作者の筆づかいを確認できるモニターを製作。ほかにも内視鏡手術の様子を鮮明に映し出すモニターや、下水道管の細かな亀裂を自動で検知するシステムの開発を始めている。

 シャープは平成29年に世界初の8Kに対応したテレビを発売したものの、価格の高さやコンテンツ不足がネックになって普及が遅れた。さらに今年に入り、ライバルの韓国メーカーやソニーが8Kテレビの発売を表明。将来的な値下げ競争が懸念されることから、シャープはテレビ以外の分野の需要を取り込む戦略を打ち出した。

 8Kラボの伊藤典男所長は「カスタムメイドの製品やサービスは現時点で大きな利益を生まないかもしれないが、将来の利益拡大にはつながるはずだ」と期待する。当面は法人向けで年間10億円の売上高を目指す考えだ。

中国「失敗」で暗雲

 28年8年に鴻海の傘下に入ったシャープは、徹底したコスト削減で業績を回復させ、29年3月期に3期ぶりの営業黒字を達成。同年12月には東証の第1部に復帰した。

 今年6月には経営危機の際に主要取引銀行に発行した優先株を全て買い取って消却し、経営再建が事実上完了した。その一方で、足元の経営は順風満帆とは言い難く、8Kを重点領域に据えた成長戦略にも暗雲が垂れ込めている。

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