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日本のジャズ発祥の地・神戸 100年の音色が響く秋   

 神戸では、花開いたジャズ文化を大切に育んできた。

 街中がジャズであふれるイベント「神戸ジャズストリート」は昭和57年に始まり、今年で38回目を迎える。パレードで開幕し、三宮や北野かいわいのライブハウスなどの会場をはしごしながら、ジャズを堪能しようというイベントだ。阪神大震災が起きた平成7年にも行われ、復興を目指す被災地の活力ともなった。

 26年にはミュージシャンや企業、行政が一体となって「ジャズの街神戸」推進協議会が発足。翌年から4月4日を「神戸ジャズの日」とし、日本記念日協会に登録した。神戸で国内初のジャズバンドが結成されたのが大正12年4月であったことや、ジャズといえば4ビート(4分の4拍子)であることにちなんでいる。小、中、高校生でつくる「神戸ユースジャズオーケストラ」も結成された。

 神戸・旧居留地の一角にある「高砂ビル」。レトロな建物の中にある「100BANホール」で9月15日、米ニューヨークのジャズピアニスト、アーロン・ゴールドバーグ率いるトリオのコンサートが行われた。

 ホールには、若者中心に幅広い年齢層の観客がつめかけた。華麗なピアノに重厚なベース、ボディーパーカッションの妙技…。ジャズ本場の演奏に、観客たちはリズムに合わせて頭を左右に振ったり、前のめりになったりして聞き入った。

 「地元のプレーヤーやリスナーにとって、ホンモノを聴く機会はとても大事です」。同ホールのマネジャーでジャズピアニストでもある李祥太さん(35)が楽しそうに語った。

 戦後間もなく建てられた高砂ビルにホールができたのは平成25年。ジャズを中心としたコンサートが行われている。

 李さんは「ジャズを日常の一部に取り入れてもらえれば、神戸は文化的にさらに豊かになる」と話す。小島さんも「私がジャズが好きになったのは、ジャズに似合う雰囲気があり、楽しめる環境があちこちにある神戸だったから」。“ジャズの街神戸”はまもなく100年を迎える。

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