PR

産経WEST 産経WEST

日本のジャズ発祥の地・神戸 100年の音色が響く秋   

神戸の「100BANホール」でジャズを演奏するアーロン・ゴールドバーグ。多くの人が演奏を聴きに訪れた=9月15日午後、神戸市中央区(須谷友郁撮影)
神戸の「100BANホール」でジャズを演奏するアーロン・ゴールドバーグ。多くの人が演奏を聴きに訪れた=9月15日午後、神戸市中央区(須谷友郁撮影)

 ミナト・神戸には、海の向こうからさまざまなモノや文化がやってきた。ジャズもその一つ。大正12年に国内最初の日本人のジャズバンドが結成されたのが神戸だったことから、神戸は「国内のジャズ発祥の地」とされ、今もジャズが盛んだ。今月12、13の両日は、今年で38回目となる「神戸ジャズストリート」が開催するなど、官民挙げて「ジャズの街神戸」を盛り上げている。(中島高幸)

 ジャズそのものは1900年前後、米国ニューオーリンズでうまれた比較的新しい音楽だ。大正12(1923)年、宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)オーケストラ出身の井田一郎が率いる「ラッフィング・スターズ」が神戸で結成された。国内初のジャズバンドとされる。

 ジャズはダンスホールで演奏されることが多く、大正12年の関東大震災後は特に大阪、神戸に多くのホールが作られた。兵庫県を中心に発行されているフリーペーパー「VOYAGE」編集長でジャズライター、小島良太さん(33)によると、「洋楽といえばジャズ」というくらい、認知されていたという。昭和3(1928)年に米国のスタンダードナンバー「私の青空」が日本で大ヒットした。

 戦時中は敵性音楽として演奏されなくなるが、戦後、神戸や阪神間で進駐軍のキャンプができると、そこで演奏されるようになった。小島さんによると、日本人も演奏するようになり、本場のミュージシャンから直接教わり、演奏技術が発展したという。

 昭和20年代後半からジャズ喫茶が全国的な広がりをみせ、ジャズブームが訪れた。神戸では、北野、三宮、元町を中心にこのころからジャズを聴ける店が増えた。「徒歩圏内に数多くの店が集中しているのは、神戸の特色です」と小島さんは語る。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ