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【関電金品受領問題】入札なしの「特命発注」18件 森山氏の関係業者に

関西電力高浜原発3号機(左)と4号機=福井県高浜町(本社ヘリから) 
関西電力高浜原発3号機(左)と4号機=福井県高浜町(本社ヘリから) 

 関西電力役員らの金品受領問題で、福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)が顧問を名乗っていた建設会社「吉田開発」(高浜町)に対し、関電は少なくとも18件の工事を競争入札を経ない「特命発注」として契約していた。一部は森山氏の意向を受け、関電の担当者間で引き継がれた発注だったことも判明。特定企業への「優遇」ともいえる対応に、専門家は「検証のための情報開示が不可欠」としている。

 ■「過去の慣例で特命」

 特命発注は、公共性の高い工事で入札を経ずに業者を選定する発注方式で、公共工事の「随意契約」にあたる。関電の社内ルールは、工事の特殊性や地理的条件などの「特別の理由」があるときは、特命発注を行う場合があると定めている。

 金品受領問題の調査報告書によると、平成26年9月~29年12月、吉田開発への特命発注は原子力事業本部分が10件、京都支社分が8件の計18件。京都支社分はいずれも寮や社宅、社屋に関わる工事だった。

 京都支社分の工事に関し、森山氏は「原発立地地域を大切にしてほしい」との意向を持っていた。これを踏まえ、京都支社は毎年度、関電本社などの調達部門に「高浜町の地元企業の活用を配慮してほしい」と要望していた。この運用は、関電の担当者間で引き継がれていたという。

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