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「どうして受け取らない」と土下座強要 元助役の“圧力”を関電関係者が証言

 関西電力の八木誠会長(左)と岩根茂樹社長
 関西電力の八木誠会長(左)と岩根茂樹社長
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 関西電力役員ら20人が福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)から多額の金品を受領していた問題。関電関係者は「断ることも返却することもできなかった」と口をそろえる。証言を総合すると、元助役が激高したり、脅迫めいた言葉をかけたりと、極めて高圧的な態度をとっていた様子が浮かび上がる。土下座を強要された社員が複数いたと証言する幹部もいる。金品受領問題をめぐっては、関電は2日午後、岩根茂樹社長が大阪市で記者会見する。

 「どうして受け取らないんだ!」

 元助役に怒鳴られた関電社員は少なくないという。

 幹部の1人は「激高なんてものじゃない」と強調。元助役に「お前の家族がどうなるのか分かっているのか」と言われ、土下座を迫られた社員が複数いたと話す。精神的苦痛から会社を去る社員もいたという。

 関電の八木誠会長は、多額の金品を受け取った社員は「一生懸命返そうとしたが、返してもまた来る。その繰り返しで(金品が)どんどん増えた」と明かし、「担当者はかなり恐れていた」とも振り返る。

 八木氏自身、原子力事業本部長などを務めた平成18~22年に金品を受領。「やむなく受け取った。今考えると、過度に気にしすぎたのかもしれない」と語る。

 元助役は、関電社内で広く知られる存在になっていく。しかし、関電は有効な対策をとらず、不適切な関係を続けた。

 金品受領は昨年、金沢国税局の調査で指摘され、関電も調査を実施したが、結果は公表せず、取締役会にも報告していなかった。関電は9月27日にこの問題で会見を開いたが、詳細を明らかにせず、政府からも批判を受けていた。

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