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死者・不明5098人…河村市長「一滴の水も入れぬ」 伊勢湾台風60年で慰霊祭

伊勢湾台風の慰霊碑に献花する名古屋市関係者 =26日、名古屋市千種区の平和公園
伊勢湾台風の慰霊碑に献花する名古屋市関係者 =26日、名古屋市千種区の平和公園

 5千人を超える犠牲者を出した伊勢湾台風上陸から60年となる26日、名古屋市千種区の平和公園で慰霊祭が開かれ、河村たかし市長らが犠牲者に祈りをささげた。河村市長は慰霊祭後、記者団に「悲劇を繰り返さないように、伊勢湾台風がもう一回来ても堤防の内側には一滴の水も入らないようにしたい」と述べた。

 伊勢湾台風は昭和34(1959)年9月26日午後6時すぎ、和歌山県潮岬付近に上陸した。死者・行方不明者5098人は明治以降最大の気象災害とされる。特に今でも観測史上最高の潮位3・89メートルの高潮を記録した名古屋港周辺の被害は甚大で、名古屋市によると、市全域の3分の1強が浸水し1851人が犠牲となった。

 慰霊祭では、公園内の慰霊碑前で市幹部23人が黙とうし献花。河村市長は災害対策に関連して、市職員による家庭訪問を強化し、特に高齢者や外国人居住者への避難方法の周知に取り組む考えを示した。

 慰霊祭は毎年行われ、節目の今年は国土交通省中部地方整備局が今月29日、同市で高潮をテーマにシンポジウムを実施。市博物館で特別展が開かれているほか、愛知県同様に被害が大きかった三重県でも追悼式典や、台風を想定した避難訓練などが行われた。

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