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【井崎脩五郎のおもしろ競馬学】「引き算」が起こした奇跡

 レスタ?

 一体、どういう意味なんだろう。近所に開店したレストランの名前である。しかも、早朝6時から午後2時までという、極めて珍しい営業形態。

 開店初日の9月15日(日)、朝6時半に行ってみたら、知り合いの老夫婦がたくさんいた。

 「わたしら、毎朝散歩してるんですが、家に帰ってから、女房に朝メシの支度させるのが気の毒でね。この時間にやってくれてるレストランは、本当に貴重ですよ」

 みんながそういう感想だった。

 ところで、レスタという店名の由来は-。

 オーナーに聞いたところ、レスタ(RESTA)はスペイン語で、「引き算」という意味なのだという。

 「年配の方はこれまで、増やす、ためるという足し算の世界に身を置かれていたわけですからね。そろそろ、重くなったものを背中からおろして気軽になっていただこうという意味を、店名にこめました」

 老婦人たちから、「まあ、なんていい名前なの」という軽やかな声が上がった。

 (今日、開店に合わせたみたいに、レスタなんていう馬がデビューしてきたら、面白いんだけどなあ…)

 持っていた競馬新聞をひろげたら、阪神第3レースの新馬戦に、頭文字がレ・ス・タという馬が、1頭ずつ出ていた。

 1番 レーヌブランシュ

 2番 スマートコマンダー

 8番 タマモパッション

 オーナーに教えると、「(1)→(2)→(8)という3連単を、記念に百円買ってみようかなあ」と言う。「わたしも、それ百円買うわ」と、そこにいた全員が買った。驚くべし! これ的中したのである。しかも10万3560円という大穴。いまや、町内、この話で持ち切り。世の中、こんなことがあるんだなあ。

 ちなみに、レストラン(Restaurant)という言葉も、「悪いものを引き去って疲労を回復させる場所」というのが原義なんだってね。(競馬コラムニスト)

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