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リアルな段ボールSLが評判 知られざる出石鉄道の歴史

機関車と75年ぶりに再会した元運転士の秋山雅美さん
機関車と75年ぶりに再会した元運転士の秋山雅美さん
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 その後も不運は続き、9、17年には円山川にかかる橋梁(きょうりょう)が台風で流失。戦争が激化すると不要不急路線の対象となり、18年に営業休止命令が出され、翌19年にレールがすべて撤去された。戦後は鉄道復活の陳情も実らず、営業期間はわずか15年と短命に終わり、住民にとって出石鉄道の歴史は過去のものとなった。

出石鉄道を住民の誇りに

 出石は皿そばの「出石そば」で知られ、約40店が味を競い、年間約72万人の観光客が訪れる。模型は、同市商工会青年部出石支部(奥村佳紀支部長)が今年で創立50周年、出石鉄道が創立(出石鉄道会社設立から)100年を迎えるのを記念した「出石みらい鉄道プロジェクト」として製作。実行委員長の川原一郎さん(35)は「出石鉄道を知っているのはお年寄りだけ。鉄道を開通させた当時の住民の熱気を次代を担う子供たちに知ってもらい、出石鉄道を郷土の誇りに思ってほしい」と話す。

模型製作に住民も参加

 製作も苦労の連続だった。機関車は設計図がなく、京都府北部の旧加悦(かや)鉄道(60年に全線廃止)の機関車が「兄弟車」と知った支部のメンバーらは、保存されている現地に何度も出向いて採寸し、復元の資料とした。

出石鉄道を走っていた蒸気機関車「6号」(豊岡市商工会青年部出石支部提供)
出石鉄道を走っていた蒸気機関車「6号」(豊岡市商工会青年部出石支部提供)
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実物大模型の車輪部分
実物大模型の車輪部分
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 さらに、段ボール工芸作家の島英雄さんの指導を受け、昨年12月にまず4分の1サイズの機関車を段ボールで製作。構造や作業手順などを理解し、今年1月から住民やOB会員らの協力も得て約100のパーツを図面化し、段ボールの強度を出すためパーツを何枚も重ねて製作した。

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