PR

産経WEST 産経WEST

【鬼筆のスポ魂】「高津新監督」は燕ブルペンを立て直せるか

 新監督に課せられた最重要課題は自身の後継者を一刻も早く作ることだろう。最下位に低迷し、クライマックスシリーズ(CS)出場の可能性も消えたヤクルトは小川淳司監督(62)と宮本慎也ヘッドコーチ(48)の退任を発表。来季の新監督には高津臣吾2軍監督(50)の昇格が決定的となっている。

 高津2軍監督は現役時代、日米通算18シーズンで313セーブを挙げ、韓国や台湾でもプレーした。ヤクルト時代は最優秀救援投手に4度輝いている。14年からヤクルトの投手コーチを務め、17年に2軍監督に就任した。チーム生え抜きのレジェンド・ストッパーだが、新監督として最初に取り組まなければならないのは、試合終盤を任せられる投手陣の形成だ。

 今春のキャンプで小川監督は「昨季の2位で、今季は周囲も優勝を期待している。そのためには投手陣を中心とする守りをしっかりとやっていきたい」と話していた。実は同じような言葉を2年前の17年にも聞いている。当時の真中満監督も春季キャンプで「いくら点を獲ってもザルで水をすくうように点を取られてはダメ。投手陣を整備する」と話していた。

 ところが17年も投手陣が崩壊して最下位。真中監督は退任した。今季もチーム132試合消化時点でチーム防御率4・72、総失点677はともにリーグワースト。失点では最小の中日が502(129試合消化時点)だから、その差はなんと175点にもなる。

 打撃陣に目を向けると、プロ2年目の村上宗隆が成長し33本塁打。バレンティンと山田哲人も30本塁打を超え、打線に3人の30本塁打以上の打者が存在する。12球団ではヤクルトだけだ。それでもチームは首位巨人に18・5ゲーム差をつけられた最下位。これが何を意味するのかは誰が見ても明らかで、投手陣の再整備は喫緊の課題。その中でも試合の終盤を任せられるリリーフ陣の強化が最重要ポイントになる。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ