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【沖島から】初の民泊「湖心」オープン 住民と旅行者、交流の場に

 客室4部屋のほか、1階のリビングは宿泊客や住民の交流の場として開放。塚本さん自身もこの場所で宿泊客と旅の話をすることが何よりの楽しみだ。話が弾み、登山好きの客と翌朝、島を一望できる「ケンケン山」を登ったことも。

 オープンから4カ月。宿泊客はSNS(会員制交流サイト)で徐々に増え、これまで京都や兵庫、茨城などからも訪れた。塚本さんは喜ぶ一方、「島には島のルールがある」と語る。宿泊客には島民の迷惑になることがないよう、必ず「夜、路地は静かに歩いて」といったルールの説明を行い、客と住民の間に亀裂が入らないように配慮もする。

     ◇

 「今、沖島はターニングポイントを迎えている」と協議会の本多有美子会長は説明する。島では、現在約250人が暮らすが、担い手不足で島の経済を支える漁業従事者数が激減。

 活気を呼び戻すために観光に力を入れる動きがある一方、島民の中には「昔ながらの漁村の風景がなくなるのでは」と危惧する声もあり、本多さんは「島民の生活を守りつつ、長い目で見て島のためになる事業をしていく必要がある」と語る。

 現在、湖心と協議会は宿泊客に寺での勤行や漁業の体験ができるプランなどを考案中だ。塚本さんは「観光客が島の人と交流することで沖島に興味を持ち、その延長線上に島と関わりたい人が増えれば」と話している。

■湖心(koko)

 港から徒歩3分。食事は出ないが、食材を持ち込み、台所で調理ができる。チェックインは午後4時、チェックアウトは午前10時。1泊3500円。問い合わせは塚本さん(090・6825・9659)。

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