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チームこそ自分の居場所…ソーシャルフットボールの全国大会が「聖地」大阪で開催

練習に取り組むYARIMASSE大阪の選手(チーム提供)
練習に取り組むYARIMASSE大阪の選手(チーム提供)
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 ソーシャルフットボールの全国大会が7、8日、大阪市港区の丸善インテックアリーナ大阪で開かれる。ソーシャルフットボールとは、精神障害者のサッカーのこと。大阪府高槻市の病院で始まり、全国に広まったことなどから、関係者の間で大阪は「聖地」と呼ばれている。大会にあわせて発達障害の子供のフットサル大会や就労支援ブースの設置なども予定しており、NPO法人「日本ソーシャルフットボール協会」理事で看護師の真庭大典さん(42)は「チームは自分の気持ちを素直に表現して否定されない場所。仲間に認められ、必要とされる場所。こういう場所があることを多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 もともとサッカーが好きだった真庭さんや協会前理事長で医師の岡村武彦さんが中心となり、高槻市の病院で活動が始まったのは平成17年秋。デイケアの患者を交え、フットサルのルールで試合を行った。

 「患者以外の人たちにも加わってほしい」と18年には「高槻精神障害者スポーツクラブ(愛称・WEARE)」を設立。医師仲間などを通じて取り組みは全国に波及し、25年に協会が立ち上がった。27年には全国大会がスタート。今では統合失調症や気分障害などの症状を抱えながらも、約2500人、160チームがソーシャルフットボールを楽しんでいる。

 今回の全国大会は第3回だが、大阪開催は初めて。北海道から沖縄まで各地域の代表チームなど12チームが参加する。真庭さんは大阪代表「YARIMASSE大阪」の監督も務める。

 「YARIMASSE大阪」には10代から40代までの選手が所属。結成当初は自分のことしか考えられなかったり、練習に参加するだけで精いっぱいになったりする選手もいたという。だが、今ではちょっとした気づかいができるようになった。「最初は心配ばかりしていたが、今は選手の方が僕の忙しさのことを心配してくれる」と振り返った真庭さんは「調子の悪い選手との距離の取り方だったり、アプローチの仕方だったり。難しいこともあるが、チームみんなで支え合っている。リハビリの延長からスポーツになりつつある。患者と看護師じゃなく、一緒に楽しむ仲間になった」と強調する。

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