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【エンタメよもやま話】原発事故ウラン235の恐怖 米絶賛ドラマ「チェルノブイリ」9月に日本上陸

旧ソ連で起きた史上最悪の原発事故の全貌と裏側をリアルに描く米ドラマ「チェルノブイリ」 (C) 2019 Home Box Office,Inc. All rights reserved. HBO (C) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
旧ソ連で起きた史上最悪の原発事故の全貌と裏側をリアルに描く米ドラマ「チェルノブイリ」 (C) 2019 Home Box Office,Inc. All rights reserved. HBO (C) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.
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 ここから世界最悪の原発事故の発生と、何も知らずに強度の放射線に汚染される消防隊員や地域住民に想像を絶する恐怖が襲いかかるのです。

 事故を起こしたチェルノブイリ原発の4号炉では、爆発前、外部電源の喪失を想定したストレステストが行われていました。しかし、これをさっさと済ませてしまいたいがために、発電所の副技師長で現場責任者のアナトリー・ディアトロフ(ポール・リッター)は、テスト中、部下から、原子炉がさまざまな異常を起こしているとの報告を受けたにもかかわらず、テストを強行。

 悲愴な表情で何度もテストの中止を進言する部下たちに「逆らうなら、国中のどの原発でも働けなくしてやる」と脅したうえ、爆発後は「全部お前らのせいだ」と逆ギレする始末…。

 当初、オンボロの測定器が少量の放射線しか検出しなかったため「大した事故ではない。理論上、原子炉は絶対爆発しない。爆発したのは緊急用水タンクだ」と現場も政府も、諜報機関兼秘密警察KGB(旧ソ連邦国家保安委員会)もタカをくくっていたのですが、レガソフ博士はミハイル・ゴルバチョフ大統領ら要人が集まった対策会議などでこう警告します。

 「爆発したのは原子炉です。事故から1時間ごとにヒロシマの原爆の約2倍の放射線を出しています。この大陸が滅ぶまで毒を出し続けるんですよ」。ゴルバチョフ氏は、ボリス・シチェルビナ副議長とレガソフ博士に現地調査を命じます…。

 大勢の消防隊員や炭鉱労働者たちが、原子炉の鎮火作業といった文字通り“死の任務”に従事しますが、とりわけ悲惨なのは、原発の建物の屋根の上に散らばっている多くの黒鉛の破片を取り除く作業です。

 原子炉の制御棒に使われていたため、強力な放射線を出し続ける黒鉛の破片。当初、宇宙での作業に使われたロボット機器で試しますが、放射線のあまりの強さに電子機器が故障。そこで、志願してきた陸軍兵士や労働者計3828人が手作業で取り除くのです。重装備のうえ、作業は1人1回、90秒のみでしたが、それでも作業員たちの多くは強力な放射線による体の異常と戦いながら作業を続けます。

 ソ連当局は事実の隠蔽にひた走りますが、結局、北欧のスウェーデンが、大気中の放射線量の異常増大に気付き、この未曾有の大事故を世界が知ることになります。

 それでもソ連当局は、チェルノブイリで使われていたRBMK(黒鉛減速圧力管型)の原子炉に致命的な欠陥があったことを告発しようとするレガソフ博士や、女性核物理学者のウラナ・ホミョク(エミリー・ワトソン)らに圧力をかけ続けます。加えて、被曝によって死を迎える消防士の妻、リュドミラ・イグナテンコ(ジェシー・バックリー)の視点で、正確な情報も聞かされぬまま避難を余儀なくされた、プリピャチなど原発の10キロ圏内に住む地域住民らの悲しみが切々と描写されます。

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