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少し働き、宿泊無料…地域に溶け込む新しい旅スタイル

 テンジクは、旅先で1日2~3時間程度の簡単な仕事をすれば、所定の宿泊施設に無料で泊まることができる仕組み。初回は5泊6日が上限だが、2回目からは1カ月まで可能で、滞在先は、奈良県吉野町▽京都府京丹後市▽山口県下関市▽和歌山県田辺市-の4カ所から選ぶ。行き先を決めてから、実際に訪れるまでにインターネットによるアンケートや面談があり、スムーズに地域に溶け込めるよう配慮されている。

 運営会社の新(しん)拓也代表(32)は「旅人が地域に貢献する仕組みを作りたかった」。着想を得たのは一昨年、吉野町への旅行がきっかけだったという。

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の霊場、吉野・大峯エリアを含み、荘厳で雄大な景色が魅力。一方で、大阪市内からは車で1時間強、電車で2時間足らずの好立地だ。「実際に土地を訪れ、人と関わることでしか得られない体験をしてもらうのに最適な場所」と確信したという。

 こうした体験が「愛着を感じた土地のために活動する『関係人口』を増やし、地域の活性化につながる」と新さんは説く。受け入れ側の吉野町も、こうした好循環を期待し、参加者に有意義な時間を過ごしてもらえるよう、住民と協力して多種多様な仕事を用意するなど、ひと味違う“旅行以上、移住未満”の滞在を後押ししている。町総合政策課の八釣(やつり)直己主査は「滞在中は吉野町の住民だと考えている。来てくれた人にもそう感じてもらえれば」と話している。

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