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南海トラフ津波に備えよ 東北防災ツアー(上)

いのちをつなぐ未来館でガイドの佐々木雄治さん(左)から説明を受ける東北防災ツアーの参加者たち=8月2日、岩手県釜石市
いのちをつなぐ未来館でガイドの佐々木雄治さん(左)から説明を受ける東北防災ツアーの参加者たち=8月2日、岩手県釜石市
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 田中さんは泉大津市内に55ある自主防災組織を束ねる立場にある。南海トラフ巨大地震をにらんで津波に備える必要性を訴えるが、住民の意識はまちまちだという。「津波はどれぐらい遡上したのか」「大阪湾でも狭い場所には速く、高く到達する可能性はないか」。質問に力が入った。

 館内には、地元の小中学生が迅速に避難した「釜石の奇跡」に関する展示もあった。訓練通りの避難場所にたどり着いたものの、近所の人から「もっと高台に逃げた方がいい」と助言されてさらに避難を続けたことにも触れられている。

 「津波に想定内という言葉はない。とにかく逃げることが大事です」。佐々木さんは力を込めた。

 一行は、9月開幕のラグビーワールドカップで会場の一つとなる釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムも見学した。スタジアムは津波にのまれた小中学校の跡地に整備されている。「復興への想いがここにある」。そんな言葉を添えた写真が、ロビーに飾られていた。

津波にのまれた小中学校の跡地に整備された釜石鵜住居復興スタジアム=8月2日、岩手県釜石市
津波にのまれた小中学校の跡地に整備された釜石鵜住居復興スタジアム=8月2日、岩手県釜石市
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大船渡と重ねた交流

 泉大津市は大阪湾に面しており、南海トラフ巨大地震では発生約95分後に最大4・4メートルの津波が到達すると想定されている。「市民が被災地を訪れれば、防災意識が高まるかもしれない」。石原さんはそう考えて今回、友人や知人を東北行きに誘った。

 石原さんは、僧侶でありながら泉大津青年会議所(JC)で理事長を務めた経験を生かし、東日本大震災の直後から被災3県のチャリティー物産展を府内各地で開催してきた。

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