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藤井聡太七段、タイトル挑戦・獲得の記録更新のタイムリミットは…

第32期竜王戦決勝トーナメントで豊島将之二冠(右)に敗れた藤井聡太七段=7月23日、大阪市福島区
第32期竜王戦決勝トーナメントで豊島将之二冠(右)に敗れた藤井聡太七段=7月23日、大阪市福島区

 将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が7月で17歳となった。これまで史上最多連勝記録やスピード昇段、一般棋戦最年少記録などさまざまな記録を打ち立ててきた。次に期待が懸かるのがタイトル挑戦・獲得。さらに最年少記録を更新すること。将棋界のタイトル挑戦は17歳10カ月で、獲得は18歳6カ月。いずれも屋敷伸之九段(47)が達成した記録だ。17歳となった藤井七段がこれらの記録を更新する可能性はあるのか。タイムリミットはいつなのか。

 7月23日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第32期竜王戦決勝トーナメント準々決勝。対戦相手の豊島将之二冠を含む3人に勝てば広瀬章人竜王への挑戦が決まるはずだった。しかし深夜になり、藤井七段は対戦相手の豊島二冠に頭を下げた。

 豊島二冠といえば、昨年初タイトルの棋聖を獲得し、王位、名人と立て続けにタイトルを獲得した関西の第一人者。藤井七段は公式戦でまだ勝てたことはない相手だが、堂々と渡り合った。

 終局後、藤井七段は「今の実力では足りないところが多いと思っている。まだまだ力をつけることが必要だ」と話した。

 この時点で、今年度中に五番勝負や七番勝負に出場できる挑戦者が決まるタイトル戦で、藤井七段が勝ち残っているのは、王将戦と叡王戦のみ。王将戦は2次予選に進出中で8月26日に中村太地七段と対戦する。叡王戦は、段位別に予選を戦う「七段戦」で、同月29日に村山慈明七段と豊川孝弘七段の勝者と対戦する。

 平成29年にデビューから負けなしで公式戦29連勝を達成し、翌年には一気に四段から七段に最年少で昇段した。一般棋戦の朝日杯将棋オープン戦でも最年少で2度優勝するなど活躍。次はタイトル戦に挑戦し、獲得することが期待されるが、これまで最年少記録をいくつも樹立してきた藤井七段には、タイトル挑戦・獲得の最年少記録更新の可否も注目される。

 タイトル挑戦は平成元年に17歳10カ月で、タイトル獲得は翌2年の18歳6カ月でいずれも屋敷九段が棋聖戦で達成した。

 8月現在で17歳1カ月の藤井七段がこの記録を更新するには、来年6月までにタイトル戦の挑戦者にならなければならない。現在可能性があるのは、王将戦、叡王戦、そして現在予選が行われている第91期ヒューリック杯棋聖戦だ。棋聖戦は例年5月に挑戦者決定戦が行われ、6月初旬に五番勝負が開幕する。藤井七段は22日、棋聖戦1次予選決勝に臨む。

 大阪商業大アミューズメント産業研究所の主任研究員、古作登さん(56)は「藤井七段の将棋の内容はトップクラスで、勢いで勝っているのではない。格上の棋士に対して読み勝っている。記録更新はできるか分からないが、タイトルは普通にとれると思う」と期待している。

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