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陸自試験で集団不正 教官ら45人処分

 陸上自衛隊伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)は20日、習熟度を測る内部試験の問題を不正に入手し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で拡散させたなどとして、受験した21~30歳の男性自衛官43人を停職3~6日の懲戒処分としたと発表した。また、問題の保管場所を教えた男性曹長(47)と、そそのかすような発言をした男性曹長(45)の教官2人もそれぞれ停職7日、同5日とされた。

 伊丹駐屯地によると、大津駐屯地(大津市)の第4陸曹教育隊で昨年7~9月、士長から3曹へ昇任するのに必要な「課程教育」が行われており、その中の試験で不正があった。

 士長2人は昨年7月21日、教官が使う「幹部室」の机の引き出しの中にあった、通信の基礎知識を問う試験問題をスマートフォンで撮影し、ラインで他の入校生に送信。別の士長3人も8月、同様に問題を流出させた。引き出しは施錠されていたが、いずれも室内に置かれていた鍵を使って引き出しを開けていた。

 これに先立つ7月6日、男性曹長は、試験問題が幹部室の机の引き出しにあることを教えた。さらに、別の男性曹長が同月20日、入校生が交代で行う幹部室の掃除について「情報収集をしながら清掃するように」などと発言していた。

 試験後に印刷した画像が見つかり、不正が発覚。同教育隊は試験を無効とし、再実施した。

 撮影した5人は「試験が不安でやってしまった」などと説明。教官2人は「立場を自覚せず、不用意な発言をしてしまった」と話しているという。問題の外部流出はなかった。

 陸自中部方面隊の岸川公彦総監は「誠に遺憾。指導を徹底し、再発防止に努めていく」とコメントした。

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