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最強女流棋士・里見香奈 女流初の六冠とプロ挑戦権獲得へ

加古川青流戦で大橋貴洸五段(右)との対局後、感想戦に臨む里見香奈女流五冠。女流初の6冠を目指し、棋士編入試験資格の獲得が視野に入る=11日、大阪市福島区の関西将棋会館
加古川青流戦で大橋貴洸五段(右)との対局後、感想戦に臨む里見香奈女流五冠。女流初の6冠を目指し、棋士編入試験資格の獲得が視野に入る=11日、大阪市福島区の関西将棋会館

 将棋の女流棋士の第一人者、里見香奈女流五冠(27)=女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花=が、2つの大きな“女流初”の記録に迫っている。「女流タイトル6冠達成」と「棋士編入試験の挑戦権獲得」だ。男性棋士相手に勝ち星を重ね、好調の波に乗る女流最強の活躍に、注目が集まっている。(中島高幸)

「出雲のイナズマ」

 島根県出雲市出身の里見は平成16年、中学1年で棋士とは別制度の女流棋士となった。終盤の攻めの鋭さから「出雲のイナズマ」と呼ばれ、25年には、女流で初の5冠を達成。獲得タイトルは歴代2位の通算36期だ。

 昨年は女流王位を失って4冠に後退したが、今年6月に女流王位を奪還、5冠に復帰。永世称号の資格も4つ得ており、女流棋士のトップを走る。

 現在、新設のタイトル戦「第1期ヒューリック杯清麗戦」の決勝五番勝負に出場中で、3日に行われた第1局は甲斐智美女流五段(36)に勝利。あと2勝で女流初の6冠を手にする。里見は「注目していただきありがたい。自分の力を出し切りたい」と抱負を語った。

もうひとつのルート

 もう一方の女流初となりそうな記録が、「棋士編入試験の挑戦権獲得」だ。

 将棋界では、「棋士」と「女流棋士」は全くの別制度で現在、棋士に女性はいない。棋士になるには原則として、養成機関「奨励会」に所属し、四段になることが必要。里見は平成23年から昨年3月まで奨励会に所属し、女性初の棋士を目指したが、26歳の年齢制限を迎えて退会を余儀なくされた。

 ただ、棋士になるルートがもうひとつある。アマチュアや女流棋士を対象とした「棋士編入試験」。棋士が参加する公式戦で10勝以上、かつ勝率6割5分以上の成績を収めれば、資格を得る。

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