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将棋界勢力図1年で塗り替え 「棋王」以外顔ぶれ一新

羽生善治氏。将棋界には世代交代の波が押し寄せてきている(日本将棋連盟提供)
羽生善治氏。将棋界には世代交代の波が押し寄せてきている(日本将棋連盟提供)

 将棋界の勢力図が大きく様変わりしている。昨年7月には、八大タイトルを8人が分け合う「群雄割拠」となったが、1年たった現在、タイトルを防衛できたのは棋王だけで、それ以外の7つのタイトルすべてで保持者の顔ぶれが変わった。1年前はタイトルホルダーに羽生善治九段(48)ら40代が2人いたが、現在は30代と20代の計5人。世代交代の波も押し寄せている。(中島高幸)

▲防衛成功棋王のみ△

 昨年7月末時点では、八大タイトルを8人が分け合っていた。これは、七大タイトル制だった昭和62年以来、31年ぶりの出来事だった。

 昨年7月の第89期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負で、当時棋聖と竜王を保持していた羽生から、当時八段だった挑戦者の豊島将之二冠(29)=名人・王位=が初タイトルとなる棋聖を奪取。その結果、タイトル保持者は、豊島棋聖▽羽生竜王▽佐藤天彦名人▽高見泰地叡王▽菅井竜也王位▽中村太地王座▽渡辺明棋王▽久保利明王将-の8人体制となった(肩書は当時)。

 だが、この体制も約2カ月しか保てなかった。豊島が王位を獲得して2冠に。渡辺明棋王(35)も王将を獲得して2冠に追いつくと、豊島は名人を獲得し3冠に。そして今年7月に渡辺が棋聖を奪取し、豊島とタイトル保持数が逆転した。

 竜王は、広瀬章人八段(32)に奪われ、羽生九段は27年ぶりに無冠となった。王座は斎藤慎太郎七段(26)が奪取。永瀬拓矢七段(26)が初タイトルの叡王を手にした。

 この1年間に行われた八大タイトル戦の番勝負の結果、防衛に成功したのは棋王戦の渡辺のみで、勢力図は大きく様変わりすることとなった。

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