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お盆に学ぶ極楽と地獄 大津市歴博でミニ企画展

企画展で展示されている「六道絵」=14日、大津市歴史博物館
企画展で展示されている「六道絵」=14日、大津市歴史博物館

 亡くなった先祖を供養するお盆の時期に、死後の世界に思いをはせる企画展が、大津市歴史博物館の常設展示室で開かれている。極楽や地獄をテーマに描かれた掛け軸13幅には、阿弥陀如来の慈悲深いまなざしや、死後の世界で苦しむ人々の切実な表情が描かれている。25日まで。

 死者を供養するお盆は「盂蘭盆(うらぼん)」を略したもので、釈迦の十大弟子の一人、目連が餓鬼道に落ちた母の苦しみを取り除こうとしたのが始まりといわれる。

 16世紀の朝鮮で描かれた「盂蘭盆経変相図(うらぼんきょうへんそうず)」は、お盆の基本的な考え方が凝縮された1幅だ。中央の祭壇奥には阿弥陀如来、手前には僧侶たちがいる。人々が僧侶に祈りをささげると、身をやつした観音が、馬に踏まれたり、戦で首をはねられたりして、寿命を全うできなかった画面下部の亡者たちに、苦しみを癒やす甘露を振りかけている。亡者は器を手に切実なまなざしを観音に向けている。

 他にも、仏教の輪廻転生(りんねてんせい)で生まれ変わる6つの世界を表現した「六道絵」(重要文化財)も展示。6幅の掛け軸がそろって展示されるのは「非常に珍しい」(学芸員)という。

 企画展担当の鯨井清隆学芸員は「何気なく過ごすお盆の意味を実感してもらえたら」と話していた。観覧料は一般320円、高大生240円、小中生160円。午前9時~午後5時(月曜休館)。

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