PR

産経WEST 産経WEST

【ニュースを疑え】スマホ依存は「情報習慣病」岡ノ谷一夫東大教授(60)

 「対面で会話をしていても電話が鳴ると出たり、着信メールを確認したりしてしまうのも同じです。目の前の相手の話の重要性は分かっているが、電話やメールの内容は分からない。だからとりあえず出てみるという衝動を抑えられないのです」

岡ノ谷一夫氏=東大駒場キャンパス(納冨康撮影)
岡ノ谷一夫氏=東大駒場キャンパス(納冨康撮影)
その他の写真を見る(4/6枚)

 --スマホは電話やメール、情報を得るなどいろんな機能がありますね

 「私はコミュニケーションには、役に立つ情報を交換するということと、仲間であることの確認をするという、2つの種類があると思っています。後者はサルの毛繕いにも例えられますが、つながりを確認する行為なのです。あなたのことを大事だと思っているという意図を伝えるのが目的で、内容には特段の意味がない天気の話題などを話すのです」

 「スマホはニュースサイトなどで情報を得ることも、SNSで相手や仲間との結束を確認することができる。信頼を築くための『意図のコミュニケーション』と実質的な情報を得る『内容のコミュニケーション』の両方の欲求を満たすことができる道具といえる。ネット依存になる理由は十分にあるのです」

鳴き声から言葉へ

 --メールやSNSで返信を急がなければと思って焦ったり、あるいは返信が来ないと不安を覚えたりするという感覚はどう説明ができますか

 「対面した場面ですぐに返事がなかったら、それは気分を害している、または怒っているという意思表示になる。電子のコミュニケーションになっても、相手からの返信がないことをネガティブに受け取りがちなのです。相手がたとえ忘れているだけであっても怒っているじゃないか、嫌われているんじゃないかと思ってしまう心の構えがある」

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ