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【ニュースを疑え】スマホ依存は「情報習慣病」岡ノ谷一夫東大教授(60)

岡ノ谷一夫氏=東大駒場キャンパス(納冨康撮影)
岡ノ谷一夫氏=東大駒場キャンパス(納冨康撮影)
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 --不安の裏返しでもあるということですね

 「狩猟採集の時代には、ひとつのグループは全員が集まっても150人程度でした。当時の会話の基本は一対一の対面で、それでも1日の活動時間の20%ほどをコミュニケーションに割いたと考えられています。いまは電子機器によってつながることができる人数は膨大です。一対一で行っていた習性を引きずって多数とコミュニケーションを取ろうとすると、どうしてもネット依存といわれる状況に陥ってしまうことになる」

 --悪い情報やスキャンダルが拡散しやすいのも狩猟採取時代にさかのぼれますか

 「狩猟採集民にとって、あそこにうまそうなものがあるという情報よりも、あそこは危ないとか、あいつの性格が悪いとかを聞く方が大事なのです。知らないことで肉食獣に食われたり、悪いやつと仲良くなって集団内での立場が悪くなったりする。いい情報より悪い情報の方が重要なのです」

つながりの確認-サルの毛繕い

 「いまもニュースは悪い出来事が多く、人々も知りたがる。中東のホルムズ海峡で何が起きても当面は生活に関係ないのに、何があったのかを知って安心できる。狩猟採時代に比べて現代は情報が生存に関わることは極めて少ないのですが、知りたがるという心の構えはやはりあるのです」

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