PR

産経WEST 産経WEST

【ニュースを疑え】スマホ依存は「情報習慣病」岡ノ谷一夫東大教授(60)

 「ホモ・サピエンスは狩猟採取生活であった期間が長く、集団での社会生活は非常に大事でした。私たちがいま使っているような、複雑な言語を使い始めたのはたぶん6万年前ごろでしょう。集団で狩りをする彼らにとって、どこが危ないとか、どこで木の実が採れるといった情報は非常に重要だったのです」

岡ノ谷一夫氏=東大駒場キャンパス(納冨康撮影)
岡ノ谷一夫氏=東大駒場キャンパス(納冨康撮影)
その他の写真を見る(2/6枚)

噂を気にする特性、生存の可能性高かった

 「さらには集団内の人間関係、つまり噂はもっと重要な情報だった。自分に関して悪い噂が流れていると、食料分配で不利になるかもしれない。男女関係の噂は子孫を残すうえでとても重要です。集団内の行動は生存に密接に関係し、進化の過程で活発にコミュニケーションをして噂を気にしながら行動する特性の方が適応的だったのです」

 --噂だといってあなどれないですね

 「いろんな情報を交換することそのものが、やがては快感になってきたともいえる。一方で、噂話のサークルに入れないと集団内で認められていないと感じて不安にもなる。つながることの快感やつながらないことの恐怖心は、狩猟採取民であった当時もいまも変わっていないと思います。だから目の前につながれる電子機器があると、つながり続けるということが起きてしまうのです」

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ