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「山本」太郎に流れた「山田」太郎票 発覚は“オタク”の直訴

 今回のミスは山田氏の票の束に、誤って一字違いの山本氏の点検票を付けてしまったことが原因だった。

 さらに点検票を付けたりパソコンで入力したりする際は複数の職員で候補者名や票数に誤りがないかチェックする決まりがあるが、いずれの過程でも誤りに気づく職員はいなかった。

 市選管の担当者は「職員の完全な思い込みによるヒューマンエラーだった」と釈明。再発防止策を検討するとした。

「ネット投票進めるべき」

 氏名が似ている山田氏と山本氏。市選管も「事前に十分注意していた」としながらも、イージーミスを防ぐことができなかった。

 過去の国政選挙では、投票総数よりも票が足りないと思い込んで白票を水増したりした選管職員が、公職選挙法違反罪などで有罪判決を受ける事件も起きている。SNS上ではこうした事件を念頭に、山田氏支持者から「意図的なのでは」「本当に過失なのか」との指摘も上がった。

 一方、千葉県の鴨川(かもがわ)、いすみ両市では、山本氏の「案分票」を山田氏に割り振るミスが発生。富士宮市のケースとは票の流れが逆だったが、「名前が似ていて間違えてしまった」(県選管)という理由は同じだった。

 「全国で『山田太郎』と『山本太郎』の票を数え直したら、当落を変えるほどではなくても、必ず今の得票数とは異なる結果が出る」と話すのは選挙制度に詳しい東洋大の山田肇(はじめ)名誉教授。「富士宮市などで発覚したことは氷山の一角」とみている。

 山田名誉教授は、投票の際、候補者の名前を投票用紙に書く「自書式」が、集計ミスなどを誘発していると指摘。ミス防止や投票率向上のために「インターネット投票の導入などを進めていくべきだ」と述べた。

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