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北池は天皇祭祀の舞台か 飛鳥京跡苑池に流水施設

飛鳥京跡苑池北池で見つかった流水施設。手前に遊水池があり、奥(西)に流路がのびる。周囲は石敷き=明日香村
飛鳥京跡苑池北池で見つかった流水施設。手前に遊水池があり、奥(西)に流路がのびる。周囲は石敷き=明日香村
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 天皇の祭祀施設とみられる飛鳥時代(7世紀)の流水施設が見つかった奈良県明日香村の飛鳥京跡苑池(えんち)。国内最古の宮廷庭園跡で、これまでは供宴の場と考えられていたが、今回の発見により専門家の評価は一変。天皇が体を清める禊(みそ)ぎや祭祀(さいし)の舞台として、極めて神聖で重要な施設だったことが明らかになった。

 北池で見つかった流水施設は、湧水が通る流路の両サイドに石敷きが広がる構造。古代の祭祀に詳しい京都橘大の猪熊兼勝名誉教授(考古学)は「天皇や皇族が儀式の前に手を湧水で清める禊ぎを行っていたと考えられる。(京都三大祭りの)葵祭の前に斎王代(さいおうだい)が川の水で身を清めるイメージで、湧水で沐浴(もくよく)をした可能性もある」と解説する。

 飛鳥京跡苑池には南北に2つの池があり、天皇らが外国の使節などをもてなす供宴の場とみられてきた。北池(東西約36メートル、南北約52メートル)よりも大きく、松を植えた島もあった南池(東西約65メートル、南北約55メートル)が苑池の中枢と考えられてきたが、今回の発見で北池の存在感が一気に増すことになった。

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