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大麦ストローが海を守る 福井の脱プラ救世主

 ストローの代替には紙製品が多いが、長時間使うと、ふやけて軟らかくなったり、接着のりの味がしたりする欠点がある。だが、大麦ストローならば、こうした欠点はなく、プラ製品と同様に味のじゃまをしない飲み口になる。

製造に手間、大量生産はこれから

 利点が多い大麦ストローだが、福井大麦倶楽部は大量注文を受けていない。自然のもので、とても手間がかかるためで、今夏に生産できた大麦ストローは5万本。大企業が望む年間数千万本規模の消費量には対応できない。

 どれほど手間がかかるのか。

 まず、刈り取りを効率が良いコンバインで行うと、茎は粉砕され畑にまかれてしまう。茎を残すには根本を刈るバインダーという農機を使わなければならない。

 こうして残した茎には竹のような節があり、節がない部分をとりわけないといけない。太さも色具合もバラバラなため、商品になるものの選別が必要だ。

 そして衛生管理。大麦ストローには法的な基準がないが、それだけにいっそう管理には気をつかっており、付着するカビや酵母などについては食品衛生検査指針に照らした基準を満たすようにし、残留農薬も未検出であることを確認しているという。

 それでも同社は来年以降、機械化できる過程を増やす予定。同社代表の重久弘美さんは「大麦を扱う会社だからこそ、大きな商品に育てていきたい」と力を込める。

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