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体内にワイヤ残し手術せず手で抜き死なす 医師2人を書類送検

 大阪府寝屋川市の病院で平成29年11月、カテーテルのワイヤを抜き忘れる医療ミスにより同市の無職、鈴木博さん=当時(69)=が死亡した事故で、大阪府警は1日、業務上過失致死容疑で、ワイヤを抜き忘れた「寝屋川生野病院」(同市)の男性医師(71)を書類送検。適切な措置を取らないままワイヤを抜いて死なせたとして、同容疑で「明生病院」(大阪市都島区)の男性医師(47)も書類送検した。

 寝屋川生野病院の医師の書類送検容疑は29年11月、鈴木さんの体内にカテーテルを挿入した際にステンレス製のワイヤを抜き忘れたとしている。

 明生病院の医師の書類送検容疑は30年2月、手術などの適切な措置を取らずにワイヤを手で抜いた際、鈴木さんの心臓を傷つけて死亡させたとしている。府警は2人の認否を明らかにしていない。

 捜査1課によると、鈴木さんは寝屋川生野病院で肺炎と診断され、脚の付け根からカテーテルを誘導するためのワイヤを挿入。カテーテルの挿入完了後、ワイヤをすぐに抜き取る必要があるが、書類送検された同病院の医師は「(鈴木さんの)容体が悪化し、その処置をしている間にワイヤを抜いたと思い込んだ」と説明している。

 また医師は、カテーテル挿入後に撮った胸部のレントゲンにワイヤのようなものが写っていたにもかかわらず、別の治療で使った医療チューブが体内にあると思い込んで詳しい検査をしなかったという。

 鈴木さんはその後、明生病院に転院。明生病院の医師は、レントゲンで体内のワイヤを発見し、手で抜き出したが、鈴木さんは容体が急変して死亡した。

 府警は2人の医師の過失が重なり、鈴木さんを死亡させたと結論付けた。

■病床でも気遣い 医療ミスで死亡の鈴木さん 大阪・寝屋川

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