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京アニ放火 バケツに向きしゃがむ男、叫び声と同時に炎・煙…発生時の第1スタジオは 

 1階では当時、コンテンツ制作部のスタッフら15人前後がデスク業務を行っていた。フロアには、パソコン机やスキャナーなどが備えられ、音声収録室もあった。外に逃げ出した人も含め、ここで4人が死亡した。

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 爆音から10秒前後で、真っ黒な煙は吹き抜けのらせん階段を伝って2、3階に広がった。

 2階は主に原画、動画、背景画、キャラクター担当の4チーム、約30人が働いていた。このフロアでは11人の死亡が確認されている。ベランダから飛び降り、負傷しながらも助かった人もいた。

 3階ではアニメーションの作画チームと、ベテランのアニメーターチームが作業。奥には畳の敷かれた作業場やイートインスペース、台所、会議室などがあった。監督が一番多くいるフロアでもあった。

 最も多い20人の死亡が確認されたのはこの階だ。犠牲者は全員3階から屋上につながる階段で見つかった。激しい炎や煙から逃れようとして、逃げ切れなかったとみられる。折り重なって倒れていたため、発見直後は消防の人数確認さえ難航した。

 屋上にはベンチがあり、普段から社員たちは弁当を食べるなど憩いの場として使っていたという。屋上に出る扉は内側から開けられる状態だったが、瞬く間に充満した真っ黒な煙で視界が遮られ、空気より軽い一酸化炭素が一気に充満するなか、どこまで扉のハンドル操作などが可能だっただろうか。

 各フロアには消火器が備えられ、らせん階段には火災時に煙の広がりを防ぐ防煙垂壁もあった。防火訓練も行われていた。京都市消防局は京アニの防火対策は適切だったと指摘する。しかし、脱出した社員は「今回の火災は訓練のレベルをはるかに超えていた」と振り返った。

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