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おいしく生まれ変われ「楠公飯」 映画「この世界の片隅に」にも登場

 楠公飯のアレンジは、観心寺や民間団体などでつくる「楠公ツーリズム推進協議会」が企画。大阪樟蔭女子大が学生提案型のインターンシップとして協力した。

 学生らは4月から、正成に関する歴史を学びながら楠公飯について研究している。今後は12月を目標に、精進料理の弁当とスイーツの楠公飯メニューを開発。目指すは、女子大生が足を運んででも食べたくなるおいしい味という。

 観心寺の永島全教住職(49)は「将来、楠公飯が河内長野市の『ご当地グルメ』として育ってくれれば」と期待を寄せる。

 ■戦況悪化で暮らしの知恵

 楠公飯の存在は、第二次大戦中の新聞記事で確認できる。戦時下の暮らしに詳しい埼玉大の一ノ瀬俊也教授(日本近現代史)によると、戦況の悪化による食糧難に伴い、生活の知恵として考案されたとみられる。

 昭和18年5月13日付の新聞には、秋田県の女性が提唱したことやレシピが紹介されている。軽く炒った米1升を1升の水に一晩つけ、さらに米1升を加えて炊くとしており、水を吸わせて米2升を3升分にするという理屈だった。

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