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原爆や放射線の影響、医師が…平和学習本「広島のおばあちゃん」無料ネット公開

現在は絶版となっている「広島のおばあちゃん」
現在は絶版となっている「広島のおばあちゃん」

 原爆の歴史や放射線が人体に与える影響などを、Q&A式で分かりやすくまとめた平和学習本「広島のおばあちゃん」が、インターネット上で無料公開されている。本は1万部以上を売り上げたが現在は絶版で入手が難しくなっており、著者は「教育現場などで役立ててほしい」と期待している。

 著者は広島大名誉教授(血液内科)で医師として被爆者医療の研究を続けてきた鎌田七男さん(82)。A4判の同書は、被爆者の心を理解してほしいと鎌田さんが原爆養護ホームの職員に配布していた資料に手を加え、平成17(2005)年に自費出版したものだ。

 実在したある被爆者をモデルにした「おばあちゃん」が過去、現在、未来に分類された計45の質問に答える形式で、見開き左ページには中高生向けの回答を掲載。社会人向けの右ページにはより詳しい解説を加えた。

 本の売り上げは全額、原爆養護ホームの運営資金として寄付してきた。重版するほどの人気だったが、鎌田さんの自費出版ということもあり、昨年、増刷を断念した。

 代わりに今年7月中旬から、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)日本支部のホームページで全文をPDFファイル版として公開( http://www.hiroshima.med.or.jp/ippnw/books/index.html )。英語版とフランス語版もIPPNW本部のサイト( https://www.ippnw.org/ )で閲覧できる。鎌田さんは「幅広い年齢層の方に読んでほしい」と期待を寄せている。

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