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京アニ放火 「着色のプロ」津田幸恵さんも犠牲に 父親「現実を突きつけられると、やはり胸が苦しい」

25日で放火事件発生から1週間をむかえた京都アニメーションの第一スタジオの近くでは、朝から多くの人が献花を捧げた=25日午前、京都市伏見区(永田直也撮影)
25日で放火事件発生から1週間をむかえた京都アニメーションの第一スタジオの近くでは、朝から多くの人が献花を捧げた=25日午前、京都市伏見区(永田直也撮影)

 京都アニメーションの放火事件で、事件に巻き込まれた同社員の津田幸恵(さちえ)さん(41)の死亡が確認されたことが26日、家族への取材でわかった。京都府警から家族に連絡があったという。父の伸一さん(69)=兵庫県加古川市=は「覚悟はしていたが、現実を突きつけられると、やはり胸が苦しい」と話した。

 伸一さんによると、24日午後、府警から携帯電話に「幸恵さんの遺体が確認されました。DNAが一致しました」と連絡が入った。伸一さんは「百パーセント死んでいると覚悟はしていたが、もう二度と会えない現実を突きつけられると、やはり胸が苦しく、言葉が何も出なかった」と振り返ったが、「つらすぎてそのときの感情は忘れてしまった」とも話した。

 25日に府警の担当者から事件の内容説明があり、津田さんの遺留品としてバッグを手渡された。黒地で、端に花柄模様のある小さめの肩掛けバッグ。中には、カードと現金が入った財布、免許証、少しの化粧品があったという。

 バッグのショルダー部分は焼け焦げてなくなっていた。亡くなったときに肩にかけていたとみられるといい、伸一さんは「熱かっただろうに、しんどかっただろうに」とまな娘(むすめ)への思いを募らせた。

■ファンら追悼

 津田さんは、国内外で高評価を受ける京アニの映像の絵を仕上げる「着色」を務めていた。20年以上にわたって活躍し、京アニの名を広めた「涼宮(すずみや)ハルヒの憂鬱」や劇場版「映画けいおん!」などに参加。同社の作品だけでなく、「クレヨンしんちゃん」や「名探偵コナン」など誰もが知る人気作品にも携わり、ファンも多い。

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