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【ゼロからのヒント】グラニフ、WEGOが採用…反射材メーカー・丸仁の技術力

「ライトフォースストア」の反射材ロゴを入れたTシャツ。普段(左)はうっすらと色がある程度だが、光が当たると色が出る(右)
「ライトフォースストア」の反射材ロゴを入れたTシャツ。普段(左)はうっすらと色がある程度だが、光が当たると色が出る(右)
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 Tシャツに光が当たるとロゴやキャラクターが浮かび上がる-。反射材製造や転写マークを手がけている「丸仁(まるじん)」(福井市)が新たに、反射材を使ったTシャツの販売をクラウドファンディング(CF)で実現した。これまで五輪のユニホームや若者に人気のブランドに採用されている技術力の秘密はどこにあるのか。同社でこうした新事業を担当する雨森研悟専務(36)に聞いた。

 --丸仁はどういった会社なのでしょうか

 「反射材を製造しているほか、転写マークの技術を使った製品を作っています。転写マークは熱を加えて衣料にロゴやデザインを接着する加工技術で、スポーツ、アウトドア用品のメーカーが主要な取引先です」

 --反射材はTシャツに使うにしては変わった素材ですね

 「開発は20年以上前になります。これまで、交通安全のために取り付ける一般的な反射材は固いものが多く、色もシルバー一つ。とても衣類には使えません。そこで社長である父(雨森正次郎氏)は、柔らかく、色も付けられる素材を開発し、平成15(2003)年に『カラー再帰性反射材』として特許を取得しました」

 --どういった技術なんでしょうか

 「再帰性反射とは、入ってきた光を同じ角度ではね返す現象を意味します。通常、反射する部分はアルミを使いますが、ほかの金属化合物を使うことで、柔らかさと着色できる特徴を獲得しました」

 「さらに、見る角度によって、いろんな色を発するように改良しました。これが平成16年にミズノに採用され、2004年アテネ五輪では陸上や女子バレーボールの日本代表選手ユニホームに使われました」

 --それはすごい

 「しかし、それからが売れません。虹のような多彩な色が出るのが特徴でしたが、できあがった品には少し色合いの違いが生じます。製品を薄くして作ると色は均質になりますが、多彩という特徴がなくなりました。このため、まったく同質なものを安定的に求めるメーカーから敬遠されました」

 --その後はどうなりましたか

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