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【関西の夏】(3)PLも…消えゆく花火大会 警備費やマナー悪化で

 花火大会の中止や時期変更が相次いでいる。資金難や住環境の変化、見物客のマナー低下など、原因はさまざま。過去の花火大会での事故から教訓を得た安全最優先と風情のはざまで、ぎりぎりの模索が続く。

 昭和24(1949)年から毎年8月に福岡市で開かれていた「西日本大濠花火大会」は今年、大会中止に踏み切った。

 主催する西日本新聞社は「観覧者の増加や急速な周辺開発に伴って安全な大会運営は曲がり角に来ている」と説明。見物客が規制に反して入場しようとしたり、園児らが育てていたヒマワリを踏みつぶしたりした事例を挙げ「街の安全を脅かす」と指摘した。

 兵庫県宝塚市では大正2年に始まった8月の「宝塚観光花火大会」を平成28年に休止した。打ち上げ場所近くにマンションが建設されたためで、市は会場変更を検討したが、警備費の倍増がネックとなった。

 8月に開催される大阪府富田林市のPL花火芸術では、今年から主催するパーフェクトリバティー(PL)教団が対外的な情報提供を中止した。雑踏事故の警戒や付近住民への配慮が理由という。

打ち上げ花火をバックに自撮りを楽しむ浴衣姿の女性たち=平成29年7月15日、滋賀県愛荘町(山田哲司撮影)
打ち上げ花火をバックに自撮りを楽しむ浴衣姿の女性たち=平成29年7月15日、滋賀県愛荘町(山田哲司撮影)
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相次ぐ事故

 花火大会をめぐっては平成13年7月、兵庫県明石市の歩道橋で見物客らが転倒し11人が死亡。25年8月には京都府福知山市で露店爆発事故が発生し、3人が死亡、約50人が負傷した。

(次ページ)花火大会の一覧…専門家は、与謝蕪村は

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