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講義の座席をスマホでランダム指定 教員学生に案外好評 大阪・阪南大

 阪南大教育情報課の花光清さん(48)によると、席の指定は講義前に教員らが座席表を専用システムで作成し、アプリを通じて学生に座る場所の座標が通知される仕組み。授業開始後に教室内から送信しなければ青く表示されないため、「不正をすれば一目瞭然。(出席確認を他者に頼む)代返もできない」という。

 阪南大では過去にも一部の講義で座席指定をしたことがある。ただ、そのときは手作業で作った座席表を教室の入り口に張り出す形で、座標もなく、学生が広い教室から自分の席を探すのが大変だった。教員や事務スタッフの負担も大きく、全体には浸透しなかったという。しかし、スマホを使った今回の試みには、学生アンケートで「私語が少なく講義に集中できる」と継続を求める声が寄せられているという。

グループ分け楽々

 今年度までに専用のシステムを整備したことで、座席表作りも簡素化され、席順を学籍番号順やグループワークに適した班分けの形にするなどさまざまなパターンにボタン一つで並べ替えられるように。座席ごとに学生の氏名も表示されるため、西教授は「学生の顔と名前を一致させやすく、一方的に教えるだけになりがちな講義が双方向のものになった」と喜ぶ。

 さらに、これまでは出席を取るのに出席票を配布・回収し、出席簿に反映させるなどの手間があったが、システムを連動させたことで、毎回の出席確認にかかる時間も大幅に短縮された。

 花光さんは「学生が座席指定に好意的なのは、学生自身が教育の質を高めることを求めているということ。今後も良い教育サービスを提供したい」と話していた。

(木ノ下めぐみ)

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