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【通崎好みつれづれ】京都 名喫茶店の名店長

イノダコーヒ本店店長の植坂理栄子さん=京都市中京区(前川純一郎撮影)
イノダコーヒ本店店長の植坂理栄子さん=京都市中京区(前川純一郎撮影)
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 「京都にコーヒーブーム到来」と言われ、3年ほどたつだろうか。今春出版された、『KYOTO COFFEE STANDARDS』(田中慶一監修、淡交社)が面白い。京都の喫茶文化とともに、京都のコーヒーを語るに欠かせない60軒が紹介される。

 戦前から続くレトロな喫茶店、しつらえにも工夫を凝らす隠れ家的新店も魅力的だが、京都の喫茶店といわれると、私には昭和15年創業イノダコーヒ本店(京都市中京区)がまず思い浮かぶ。今こそ全面禁煙となったが、風格のある店内でご近所の常連さんがモーニングを楽しみ紫煙をくゆらせる、そんなイメージである。

 ひょんなところで、本店店長さんと知り合った。植坂理栄子さん(45)は、30代半ばでイノダコーヒ始まって以来の女性本店店長に抜擢(ばってき)された。話しているとイノダコーヒへの愛がひしひしと伝わってくるので、さぞかし憧れて入社されたのかと思いきや、決してそうではなかった。

 中学、高校とソフトボールの強豪校で野手として活躍。高校3年生の時、友人とアルバイト先を探す中で「この制服なら、悪くないか」とイノダに決めた。スポーツ入学で短大に進学するも、試合中に大けがを負う。体育科教員の夢も諦め、就職先を探した時たどり着いたのが、アルバイトでお世話になったイノダコーヒだった。

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